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好日奥武蔵 (奥武蔵の山人)

実践記 ウォーキング、トレッキング ノ ススメ...稚拙な好奇心...時折下手な工作

野辺山宇宙電波観測所をさまよう-2 天文から疑術者へ(終回)  

野辺山宇宙電波観測所をさまよう-2 天文から疑術者へ(終回)
2016/08/13 16:00~

907 向日葵の(ライン) ダンサーを従えて ミリ波計
☆IMGP5907

-1からの続きです。
-1は⇒
  野辺山宇宙電波観測所をさまよう-1幼い頃の夢の入り混じり


前回は「電戯疑術者」みたいなことでした。
その続きです。
 私の場合は日本の発展にも勤務先の会社にも何にも貢献していませんでした。
貢献するだけの基礎能力が無かったということですね。
まあ、なんて言うのでしょうか、物理なのか化学なのか・・・図形処理なのかそんな感じでした。
いずれも基礎能力欠如でしたから難しいこたあ出来ません。

890 45m電波望遠鏡
☆IMGP5890

 当時は最先端の世界のわりには泥臭い仕事(遊び)でした。
一畳ほどの図面に半導体NP素子(トランジスタを何千個も配置して)配線する。
(直ぐそれが半導体の技術の急速な進歩で四畳半とか六畳位の大きさになる)何でそんなに図面が大きいかと言うと、当時の半導体チップはTTLロジックからMOS- CPU、メモリなど0.数㎜から数㎜角なのですが、その中にトランジスタを数百個から何十万個(今は数百万個~)も作るために数百倍から1000倍位の図面にしないと描ききれない。

トランジスタ素子の構造や配線を描ききれないわけです。チップ自体は薄い半導体の平面なのですが、PNの選択拡散を繰り返し、薄い半導体の中にP/N層を形成するために断面は立体構造になっています・・・わかりにくいですね。

木の年輪、同心円を半分に切って半円にした感じで、P/Nの年輪のような層が出来ます。
その層に電極を付ければトランジスタの原理になります。いやあ何だか訳が分からなくなってきましたが、
EDAなど無い時代ですから、そんな図面を鉛筆と定規、消しゴム、で何枚も描いていました。
いやデッチあげていました。

893
☆IMGP5893

 私が描いていたICは当時、産業の螺子・釘と言われているような基本ロジックのIC(演算、デコー・・・など)でしたので大量生産です。多くの機器に実装されていました。一般の方々は知らずのうちに怪しい疑術者のICを使っていたはずです。

894 ここでは親しみを込めて「よんごー」と呼んでいるそうです。 
☆IMGP5894
お椀が上を向いたこのような常態が一番安定して、休んでいる状態だそうです。

◇1000倍・・・例えば1mm角のチップの設計をするとそのころの回路素子・トランジスタは0.05mmと0.01mmのメタル配線・・・これをそのまま鉛筆で描くことは不可能なので、1000倍位にして作図をします。

チップの1mmは図面では1000mm(1m)になってしまうのです。
現在は半導体の加工処理や設計技術が飛躍的に進み、桁違の回路数を数ミリチップ内に入れることが出来ます。

しかしそれを紙と鉛筆、定規を使って作図しようとすると何十mにもなりとても処理出来ません。
30m先まで消しゴムを持って修正に行けません。

895
☆IMGP5895

30mの直線を鉛筆で描いてみてください。足、腰、肩、腕への負担はどれほどのことか、お分かりいただけると思います。
鉛筆一本で30mの線を何本引けるのでしょう。もちろん作図だけの問題では無いのですが。

さすがに現在は紙と鉛筆というワケにはいきません。
専用のEDAシステムの運用によって設計、シミュレーション、加工、検査など半導体製品の製造から品質管理まで総合的に制御、処理されているはずです。

896
☆IMGP5896

898
☆IMGP5898

ここで、誤・ご・御注意、当文中には疑術者だけに許されるいい加減さが混ざっています。
900
☆IMGP5900

925DIP だいぶ前のIC・・・ムカデがひっくり返ったようなものが基本ロジックICです。
☆R1059925SOP DIP

演算する回路自体は0.4mm角くらいのチップなのですが、それでは小さすぎるので人が扱い易い大きさにしています。(外装約6x20mm、足のピッチ0.1インチ)

901
☆IMGP5901

903
☆IMGP5903

◇以前の1000倍で設計図を描いとします。それでは1mm角のチップの現物はどうやって作ったのと言う疑問が涌いてきます。
伸縮の少ないフィルムに転写する職人の方によって1000倍のフィルム上に正確に図形を転写します。

実際には巨大なポリエステルベースの剥離紙をXYに正確に移動できる刃を持ったプロッタ(道具を使いこなすカットマン・職人さんがいて)で剥離できる部分と残す部分に分けてカットしていき図面から原版の元を作っていったのです。

気の抜けない作業が何日も続く気の遠くなる作業です。
紙の図面からフイルムベースの原版に写し採ったものを精密カメラによって第一次リダクション処理をします。

精密カメラって云って、その大きさは20畳くらいの部屋の大きさです。
そこで1/100くらいまで縮写し「レチクル=1次縮写された原版」を作ります。

更に現物のチップを作るために原寸の原版を作ります。ステッパーという超精密光学機器です。

904 電波望遠鏡を移動させる時に使う鉄路
☆IMGP5904

ステッパーはレチクルを更に1/10に縮写(ここで現物サイズ)しながら碁盤の目のようにチップサイズを並べていくのです。
シリコンウェーハと呼ばれる半導体回路の基材のサイズに合わせて径4インチ(インチ=25.4mm)とか6、8、12インチ・・・とかに合わせて縦横にチップを並べます。
 
これがいよいよ半導体回路を作るためのフォトマスク、原版になるのです。
 
905
☆IMGP5905

 以前はこれらの先端技術や工業用の精密機器はドイツが得意でした。私が疑術者だったころは要の装置はドイツ製でした。
今は全般的に日本製が強いですね。理論だけでは成し得ない最後の詰めを日本人特有の生真面目な職人が仕上げる・・・

当時疑術者が使っていた装置は一基N億円もしました。ですからそれなりの投資の出来るメーカで無いと半導体の製造に関われなかったはずです。

実際には水、空気の確保から光学、化学の処理ラインを構築する等に果たしていくら、何百億(今では何千億)の投資が必要だったでしょう。

それに半導体の発展が極めて速く、直ぐに機器・装置は陳腐化し、常に最新の設備が求められていました。
半導体技術の急速な発展でそれを使用した電子機器が一般の家庭に普及し始め、売り上げは急拡大した時期でした。
しかし技術者の育成、設備資金・・・諸々、工場の運営は大変だったと思います。

909
☆IMGP5909

日本人は光学的処理、精密機器の製造が得意です。
更にそれを仕様以上に使いこなす技術職人の日夜の研鑽によって高品質の半導体集積回路が作られていったのです。

924QFP
☆R1059924QFP

時は電子立国日本の黎明期です。
1991年、NHKスペシャル「電子立国日本の自叙伝」と言う番組が何回かに分けて放送されていました。
疑術者はその中で国内の電卓戦争が勃発した頃の話です。

910
☆IMGP5910

912
☆IMGP5912

それで、なんでしたかね・・・
そうそう、「天文学者」になる夢が「電戯疑術者」になったのでした。
のちにプラネタリウムの会社さんと仕事のでお付き合いがありました。

天文学の夢をみた幼いころのことを想いながら、打ち合わせをしたものです・・・と、いうより装置の話とか、天文のこととかをただ好奇心的にお教え戴いただけです。それもだいぶ時が過ぎ記憶は頭髪の如く薄れ、光源部のユニットが故障してご迷惑をかけた・・・そんなことしか憶えてないなあという感じです。

914
☆IMGP5914

毎度のことですが、支離滅裂で何のことだか分かりません。何処に行こうとしているのかも・・・めちゃくちゃな話です。

少しは天文学に関わったこともあったことが走馬灯の如く脳裏を巡りながら、
たまたま今回、この野辺山の地をさまよう機会があったのでした。

◇日本はプラネタリウムでは最先端の国です。
光学、精密な制御、コンテンツの製作、どれも日本が得意とする分野で、それが生かされているのでしょう。
http://www.konicaminolta.jp/planetarium/index.html
http://www.goto.co.jp/about/
日本には世界のシェア1位と2位のメーカが存在します。もちろん国内でもこの2社が他社を寄せ付けず、
事実上は3位があって無いようなそんな感じです。

最近のプラネタリウムはハードもソフトも大変進歩し、素晴らしい映像を楽しめるようになりました。
宇宙とか星とかに興味のある方はもちろん、一般の若い方も行かれるようです。
まだの方は是非見てほしいですね・・・
そう言う自分は、随分昔に一回見ただけですが・・・

稚拙な内容のものを辛抱強くご覧戴きましてありがとうございました。

     おわり

931 飯能市を応援してください ムーミンからのお願いです。
☆IMGP5931


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Posted on 00:23 [edit]

category: 山梨 長野

野辺山宇宙電波観測所をさまよう-1幼い頃の夢の入り混じり  

野辺山宇宙電波観測所をさまよう-1幼い頃の夢の入り混じり
2016/08/13 16:00~
883 八ヶ岳の裾野、その東にそれはありました。
☆IMGP5883

945
☆DSCN2945


これでも、小学生の頃には天文学者になることを夢にみていた時期があったのです。
ですからこういう施設をさまよってみるのは子供の頃の夢を辿るようでとても楽しいですね。
いくつになっても「稚拙な好奇心」だけは健在です。精神的にホトンド成長が無いということでしょうね。

871
☆IMGP5871


山間で生まれ育ち、社会に出るまでは夜空の星がとても綺麗に見える環境にいました。
当時の漫画や空想映画、科学雑誌を見て、そこから得た微々たる知識を繋ぎ合わせ

「あの宵の明星に人が行けるような宇宙船はいつになったら造られるだろう」・・・
「宇宙に生物はいるのだろうか」などと、満天の星空を見上げる度に想いをふくらませたものです。

873
☆IMGP5873


当然ながら齢を重ねるうちに出来の悪い当方は、天文学者への夢は水泡の如く消え去り、
糧を得るための現実的な仕事に就くことになります。

 それでナント「電気技術者」を目指したのですが・・・
切っ掛けとその成り行きはとても長い話になるので別の機会に・・・

じつは「電気技術者」も夢のようなもので、とてもそんな能力は無く、
実際にはその隣の世界で「電戯疑術者?」で生きていくことになります。

874 これは宇宙電波観測所施設内で種から育てた超小形の電波望遠鏡です。別名、コスモスとも言うらしい。
花の形は電波望遠鏡が真似をしているし、コスモスは宇宙だったりして・・・ ☆IMGP5874


  初めの頃は上司(とてもエライところの出身の方でした)から稚拙な好奇心を買われ・・・
本当のところは何も無いのですが。

ただ上司がご自分の趣味を仕事にこじつけて、「山人君、これを任すから」と言われて始めたものが、
仕事だか道楽だか分からんものでした。

私は好奇心だけで「はい、承知致しました!」で、のってしまい、数年間も仕事とも道楽とも分からぬことを
上司にお付き合いをして過ごし、その後別な事業に転じました。

しかしその上司が手繰り寄せた半道楽は20年30年と確かな歩みを続け、
分野の広がりと拡大で今や000億の事業で世界トップシェアに成長しました。
上司は凡人には分からぬ嗅覚を持っていたのですね。

876
☆IMGP5876
では、何をやっていたかですが、当初は半導体集積回路の解析と云えば当時では最先端の技術の世界でした。
そこに山の中の者が稚拙な好奇心を引っ提げ、踏み込んで行ったワケです。

結果・成果は火を見るより明らか・・・当然ですよね。
私は逃げも隠れもしません・・・一切の責任は私に任せた上司ですが、・・・
そこは一応真似事でもして「電戯疑術者」的に取り繕って仕事の成果を出さなければなりません。
今想うと能力以上の難しい中でとても面白さがありましたね。

880
☆IMGP5880


  入社したところは電気、電子の世界とはどう考えても無関係な会社でしたが、
それが任された仕事は海の向こう岸の大会社さんのIC(集積回路)を解析して、
先ずは改良型の国産品を造る・・・セカンドソースを造る。

同じ性能のICを日本人が再設計すると、緻密で歩留りが上がります。
そんなことをやっていました。

 野辺山の地、林立する電波望遠鏡の間を歩きながら、あれこれと過去の流れを想っています。

881 電波望遠鏡_宇宙からの発せられた電波を受信している。
☆IMGP5881

882
☆IMGP5882

884 それで、具体的には何をどうしているのですか~
☆IMGP5884
疑術者には難しいこたあ分かりません。

885 それでも私は見えないミリ波よりもこの構造物の重量感に圧倒され、感激しています。
☆IMGP5885

887 ミリ波干渉計
☆IMGP5887

波長が1mm~10mm、30GHz~300GHz帯、ここでは他の天体から発せられるこの帯域の電波を探しているのでしょう。

(案内書より)
径10m(約35t)視力60に相当_6台の望遠鏡をつなぎ、最大で径600mの電波望遠鏡に相当する観測ができる。

888
☆IMGP5888

幼い頃の宇宙への想いと
その成り行きが頭の中を巡るのを覚えながら「野辺山宇宙電波観測所」の施設の中をさまよっています。

◇ 所在地
〒384-1305 長野県南佐久郡南牧村野辺山462-2
 最 寄 駅:JR小海線・野辺山駅下車徒歩40分
 入 場 料:無料 
 公開時間:8 時30分~17時00分通常
      8 時30分~18時00分(夏季・7/30~8/81)

野辺山宇宙電波観測所をさまよう-2へ続きます。


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Posted on 16:18 [edit]

category: 山梨 長野

国師ヶ岳・北奥千丈岳をゆく2  

国師ヶ岳・北奥千丈岳をゆく2

前回は⇒
 国師ヶ岳・北奥千丈岳をゆく 1

▽151 前国師岳を後に…10:06 
☆IMGP9151

国師ヶ岳に行くには途中にあるこのピーク(前国師岳)から一度下ります。
折角稼いだ高度を下げるのですが、今回は時間もたっぷりあり霧で眺望は期待できませんのでゆっくりと
したペースで行くことにします。

▽152
☆IMGP9152

▽153 三叉路:左に進めば国師ヶ岳、右は北奥千丈岳
☆IMGP9153

前国師岳から一旦下り、唐松の森を進むと暫くして少し開けた三叉路に出ます。
まず先に国師ヶ岳に登った後に、ここまで戻ってから北奥千丈岳に行くことにします。

▽154 行く先々、相変らず霧が立ち込めて遠望は期待できません。
☆IMGP9154

▽156
☆IMGP9156

▽159 時間の余裕があるために三叉路で暫く休憩し補給します。
☆IMGP9159

▽160
☆IMGP9160

▽162
☆IMGP9162

▽163
☆IMGP9163

▽164 カラマツの倒木
☆IMGP9164

標高2500mの厳しい環境でカラマツの倒木がたくさん見えます。
しかし、その傍らには幼木もみえ、確実に世代を繋いでいく自然界のサイクルを感じ取れます。

▽165
☆IMGP9165

▽167
☆IMGP9167

▽168 国師ヶ岳2591.8m 10:36
☆IMGP9168

霧のために展望、視界は全くありません。

▽169
☆IMGP9169

▽172
☆IMGP9172

▽173
☆IMGP9173

▽174
☆IMGP9174

▽176
☆IMGP9176

暫く山頂に佇んでみましたが天候の変化の兆しは無く、このまま三叉路まで戻り北奥千丈岳に向かってみます。

▽178 食害でしょうか…
☆IMGP9178

▽181
☆IMGP9181

▽185
☆IMGP9185

▽190 
☆IMGP9190

▽194 北奥千丈岳の頂きに着いたようです。
☆IMGP9194

▽198  
☆IMGP9198

▽199 
☆IMGP9199

▽200 北奥千丈岳 霧に包まれた山頂 2,601m
☆IMGP9200

◆前国師岳、国師ヶ岳、北奥千丈岳と今回考えていたところは全て辿ったことになります。
残念ながら、この霧の状態でどの頂きも展望は全くききません。天候については承知で来たのですが、
それでも三山を巡っているうちにはどこかで多少は展望の開けることがあるかも知れないの想いはありました。

しかし今回は日頃の行いを見られたのでしょう。当然ながら頂には誰も見当たらず、大弛峠からも出会った方は
4グループ6名(二人が2組、後は単独の方)のみでした。
大弛峠駐車場の満車はおそらく金峰山方面に登られた方がほとんどなのでしょう。

標高としては北奥千丈岳は2,600mを越えて秩父多摩甲斐一帯では最高峰なのですが、人気の面では対面の
金峰山に全く敵わないようです。

◆昨年の金峰山⇒
 金峰山

◆国師ヶ岳・北奥千丈岳をゆく3へ続きます。

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Posted on 17:23 [edit]

category: 山梨 長野

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国師ヶ岳・北奥千丈岳をゆく1   

国師ヶ岳・北奥千丈岳をゆく1

▽173a 国師ヶ岳 霧に煙る山頂 2,591.8m
☆IMGP9173a

今回の「国師ヶ岳と北奥千丈岳」行きは、何と云ったら良いのでしょう…
大まかな経緯は昨年の秋に「金峰山」に登った時の取りこぼしを再び取りに行った様なものです。
じつは昨年秋、金峰山に登りました。その時に「大弛峠」を挟んで反対側の近くに国師ヶ岳と北奥
千丈岳があるのを知らずにいて、金峰山の山頂、五丈岩で昼寝までしてしまい、大弛峠に下りて

きてから「あらっ、国師ヶ岳・北奥千丈岳はここから登れば良かったんだ」・・・
しかし、峠でそれが分かった頃には時刻は既に遅すぎました。

本来であれば、金峰山から大弛峠に下りて反対側に登れば国師ケ岳も含めて1日で廻ってくる
ことが出来たのですが、いつもながら地図を見ても全体感が把握出来ないそそっかしい万年ビ
ギナーを演じています。 

▽122 大弛峠 駐車場は満車 9:12
☆IMGP9122

朝から空は雲に覆われ、午後からは雨の確率60%…国師ヶ岳と北奥千丈岳であれば軽いカルイと思い、
遅めの峠着。
午後から雨の天気予報にも拘わらず、ここ大弛峠の駐車場は満車です。
流石に金峰山は夏も人気が有るようです。

駐車場が満杯の場合は峠の手前の路上に駐車が許されている所があります。
昨年の秋に来た時には時季が良かったのでしょうか、道路脇数百mにわたりびっしりと駐車されていました。

▽123a 大弛峠 山案内
☆IMGP9123a

大弛峠からの山案内
 西方面:朝日岳、鉄山、金峰山、瑞がき山(みずがきやま) 
 東方面:前国師岳、国師ヶ岳、北奥千丈岳(奥秩父最高点)、奥千丈岳、甲武信ヶ岳

▽124 さて、国師ヶ岳方面は東側に登って行きます。
☆IMGP9124

大弛小屋 霧の中をここから登り始めます。9:15

▽126a
☆IMGP9126a

▽128 大弛小屋の前を通るとすぐに階段が待ちうけています。9:20
☆IMGP9128

▽129 雨の後に霧が立ち込めて、木造の階段は滑り易くなっており慎重に歩を進めます。
☆IMGP9129

▽130 延々と続く木の階段を気分よく進みます。
☆IMGP9130

霧で湿り、自然林の緑が色濃く美しいのですが、山の場合はやはり晴れて欲しいところです。

▽132 階段が終わると、楽しい岩が待ち受けているではありませんか。
☆IMGP9132
滑って転ばないように手をついて

▽134 岩を越えるとまた階段です。9:38
☆IMGP9134

昨夜の雨と今日の霧で涼しく、滑りを気にしながらも階段は気持ちよく登れます。

▽135 階段を越えるとまた岩です。
☆IMGP9135

▽137 森林限界に近いのでしょうか、樹木が大きく育たないようです。
☆IMGP9137

▽138
☆IMGP9138

▽139
☆IMGP9139

▽140 素直に受け入れるしかないですね。山へ登れば岩が出てこそ自然です。
☆IMGP9140

▽142 
☆IMGP9142

▽144 ほぼ森林限界でしょう。大きめの木は枯れています。
☆IMGP9144

この「森林限界」という言葉に、山の万年ビギナーを自負する私はくすぐられます。
ある水準を超えた高さまで登ったと云う満足感と、晴れてさえいれば大展望が広がり、視界を遮る
樹木はありません。
有るのは這い松や草、岩、そして大空と遠方の山々…今日は全面が霧でそう云う訳には行かないの
ですが…忍耐強く登ったり、努力したりだけでは思った通りに行かないのが山と人生のようです。

▽146 楽しい岩場です。気温が低いのであまり汗もかきません。
☆IMGP9146

▽148
☆IMGP9148

▽150 前国師岳(秩父多摩甲斐国立公園)
☆IMGP9150
国師ヶ岳に行く途中のピークがこの前国師岳です。晴れていればここから素晴らしい展望が開けているのですが、
ご覧のように見えるのは霧ばかりです。 
ここから先の国師ヶ岳には一旦下り、北奥千丈岳との分岐を経由して東へ進むことになります。

◆国師ヶ岳という山名は何かの折に見聞きして知ってはいたのですが、
それが大弛峠を挟んで金峰山と対面の近くあるとは素人の甘い油断でした。
金峰山に登った時に、国師ヶ岳を他人ごとの様に思っていた訳です。
金峰山に登る途中からも国師ヶ岳は見えているですが、その時はかなり遠方にある山だと感じていました。

後から地図を見れば「なんだここかあ 」と分かることですが…
誰でも分かりそうなことが分からない…出来そうなことが出来ない…
それで山歩き(万年ビギナー)を楽しくやらせて戴いている。
何も分からず自他ともに認める稀少な徘徊人を自負するしかありません。

◆国師ヶ岳・北奥千丈岳をゆく2へ続きます。


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Posted on 01:07 [edit]

category: 山梨 長野

大菩薩嶺~大菩薩峠をゆく-3(終回)  

大菩薩嶺~大菩薩峠をゆく-3(終回)
-2からの続きです。⇒
 大菩薩嶺~大菩薩峠をゆく-2

今回のコースは-1を御覧下さい
⇒  大菩薩嶺~大菩薩峠をゆくー1
▽972 大菩薩嶺山稜より11:08
☆R1045972

雷岩からは尾根の穏やかな下り道を進み、妙見ノ頭を経由して大菩薩峠に向かいます。
好天に恵まれ東から西の山々がとても綺麗に目に映ってきます。

▽973 塩山、南アルプス
☆R1045973

▽980 
☆R1045980

▽981
☆R1045981

▽983
☆R1045983

▽986 下ってきた尾根を振り返る11:18
☆R1045986

▽988 神部岩 標高2000m地点標柱
☆R1045988

▽989
☆R1045989

▽996
☆R1045996

▽997
☆R1045997

▽998
☆R1045998

▽999
☆R1045999

▽001 賽ノ河原に
☆R1046001

▽002
☆R1046002

▽007 賽ノ河原12:02
☆R1046007

▽008
☆R1046008

▽011 親不知ノ頭 
☆R1046011

▽013 辿ってきた尾根道、避難小屋(振り返って見る)
☆R1046013

なだらかな曲線の山稜、馬の背を思わせるようなこの山
の特徴がとても良いですね。
登山者をやさしく招き、天空の歩きを楽しませてくれる。
大菩薩山稜の魅力ですね。これが多くの方が登ってくる理由のような気がします。

▽014
☆R1046014

▽015
☆R1046015

▽016 前方に大菩薩峠・介山荘が見えてきました。12:08
☆R1046016

▽017
☆R1046017

▽018
☆R1046018

▽021a 
☆R1046021a

▽019 中里介山_碑 (小説 大菩薩峠の作者)
☆R1046019

▽023 奥多摩方面
☆R1046023

▽026 これを忘れるわけにはいきません。12:18
☆R1046026


さて、下山ルートです。
大菩薩峠の標柱に隣接して建てられている介山荘にて一休み、
後はここから緩やかな下りの道を登山口の上日川峠に向かいます。

▽036 周回して福ちゃん荘に戻りました。13:07 
☆R1046036

▽039
☆R1046039

▽044 上日川峠・ロッジ長米兵衛13:31
☆R1046044

▽045 
☆R1046045

▽046 帰路411号・青梅街道からの富士山15:33
☆R1046046

▽049a 青梅街道、思わぬ方と遭遇15:37
☆R1046049a

帰路、奥多摩に向かう途中の青梅街道・柳沢峠手前にて富士が今日のお別れに
優しい顔を見せてくれました。
気をよくしていると更にその数分後、思わぬ方との遭遇です。
この方もわざわざ見送りにきて戴いたのでしょうか...

暫くこちらをみて何か云いたそうな感じでしたが、当方「シカ語」は身に付けておりません。
また相手も日本語が出来そうも無く20、30秒見つめ合ってからシカはシカたなく繁みに消えていきました...

◇今回の大菩薩山稜は珍しく天候に恵まれて、青い空を背景に雪化粧の富士と南アルプスを
見ながらの爽快な歩きとなりました。尾根を辿る道を振り返って見ると、
とても優しく大きな馬の背を周って来たような歩みでした。
この山稜は富士と南アルプスの眺望、そして緩やかな南斜面に群生する枯れススキの色付け、
これらの要素が組み合わさって大菩薩嶺とその山稜を魅力あるものにしているようです。

いつもながら楽々ルートを選んでおきながら、周ってきてみると自分勝手なことを云います。
このルートだと2、3周くらいしないと食い足らないなあ...
アル中(歩中毒)の勝手な独り言、頭部までアル中(歩中毒)になりつつあるようです。

◆初冬に登った記録です。今は冬がもっと進んでいます。
大菩薩の山稜に行かれる場合はしっかりとした防寒対策をしていかれますように(終)

◆次は棒ノ嶺、初冬の奥武蔵をゆく

(この風景を見に行く場合は自己責任でお願いします)


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Posted on 02:20 [edit]

category: 山梨 長野

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