好日奥武蔵 (奥武蔵の山人)
実践記 ウォーキング、トレッキング ノ ススメ...稚拙な好奇心...時折下手な工作
2013/09/08 Sun.
一ノ倉沢岩壁トレッキングコース3幽ノ沢(ゆうのさわ)~終回 
一ノ倉沢岩壁トレッキングコース3幽ノ沢(ゆうのさわ)~終回
前回は⇒一ノ倉沢岩壁トレッキングコース2
▽247 幽ノ沢(ゆうのさわ)出合
一ノ倉沢を後に国道291号線(この道は国道なのです)を幽ノ沢出合へ向かいます。
この道は初めての道ですが、谷川岳山岳資料館にて道の案内を受けたときに
「時間的に幽ノ沢出合までは充分に行って来られます」とお聞きし、ではと思い
幽ノ沢出合まで歩くことにしました。
⇒谷川岳山岳資料館
▽239

「慰霊プレート」
一ノ倉沢出合から歩を進めると、道沿いの岩壁には沢山の慰霊プレートが取り付け
られています。
一ノ倉沢の岩壁に青春の情熱を注ぎ込み、帰ることを忘れてしまったクライマーへ
の慰霊プレートです。
そこには
10代、20代...70代...
齢に関わらず全てのクライマーは青春です。
ソロで、あるいはペアで逝かれた方々
残された親からの想いが...
残された妻子からの想いが...
仲間を失った山岳会の想いが...
沢山のプレートに刻まれています。
▽241

初めてこの様なプレートに接すると、なんとも表し難い複雑な気持になり胸の熱く
なるのを覚えます。
ある見方をすれば好きな山で眠れば本望であろうと...しかしそれはどうでしょうか。
当人は元より周囲関係者にとって、絶対に受け入れることは出来ないもので、
現実としてあってはならないことです。
このコースの入り口にある指導標「けして山で遭難してはならない」山を愛する
全ての者はこの言葉を心に深く留めて山に入るべきです。
...改めて安易な好奇心の自分に言い聞かせる機会でもあります。
【余談ですが】青春とは...サミュエル・ウルマンの有名な詩があります。
人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ...
⇒青春とは...サミュエル・ウルマン
⇒青春とは...サミュエル・ウルマン
▽243 旧国道の石垣(群馬県側)

以前は馬車道として清水峠を経由し新潟県へ通じていたのですが、現在は途中まで
登山道としてあり、その先は崩落して廃道になっているらしく、余程の古道探索家
でもない限り新潟まで歩くのは難しいとのことです。
▽244 幽ノ沢(ゆうのさわ)

▽246 幽ノ沢出合に到着882m 15:37

一ノ倉沢出合から歩いて十数分で幽ノ沢出合に到着です。
◇出合
恥ずかしいことに一ノ倉沢出合に来て初めて「出合」と云う言葉にデアイました。
推測はしましたが、念のためにと辞書(新修広辞典・宇野哲人・集英社)で確認
すると、ここでの意味は川の合流点と記されています。
複数の川が合流する処、支流が本流へ流れ込む処です。
同じ様な意味に飯能では名栗川と成木川の出合に落合(落ち合い)があります。
(そんなことも知らないでと、貴石さんや亀さんに笑われそうです...)
幽ノ沢で15:40になりました。興味本位に任せてフラフラと立ち寄りしたために
時間を大分消費しました。
ここからは真面目に引き返すこととします。当初は帰りのコースとして湯檜曽川
の縁を下る予定でしたが、時間的な都合と雨が降ったために川の状態がどうなの
かを考え、ベースプラザまで元の道を引き返し帰路へ向かうことにしました。
▽263 土合

帰りの途中、好奇心から土合の駅に立ち寄りしました。
▽265 どあい

▽267

▽268 改札からホームまで486の階段があるそうです。

どうなってかなと興味をそそられるところですが、ホームまで行って見てくるには
486X2=972段...みて来るよっと、喉まで出掛かって辛うじて止めました。
哀愁漂う土合の駅、近くの湯檜曽川に架かる鉄橋、そして清水トンネルは
鉄道マニアであれば見落とすことの出来ない一見の価値があると思います。
▽270

▽271

▽036 湯桧曽川に架かる鉄橋と清水トンネル

今回のコースはパンフレットから私が受けた感じと異なり、天候の急変とプレート
の複雑な想いを除けば平坦で極めて安心な道でした。
コースを巡りながら左手には谷川岳三箇所の沢を遠望し、右手には木立の合間から
湯檜曽川とその先の白毛門、笠ヶ岳方面を眺められるウォーキングでした。
この道は紅葉の時季、あるいは氷雪で岩壁を装った時季も見応えがあるように思います。
時季をみて今度は湯檜曽川沿いを含めて歩いてみたいコースです。
◇一ノ倉沢岩壁トレッキングコース(完)
◇次回は加治丘陵・南北周回コースの予定です。
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▽247 幽ノ沢(ゆうのさわ)出合

一ノ倉沢を後に国道291号線(この道は国道なのです)を幽ノ沢出合へ向かいます。
この道は初めての道ですが、谷川岳山岳資料館にて道の案内を受けたときに
「時間的に幽ノ沢出合までは充分に行って来られます」とお聞きし、ではと思い
幽ノ沢出合まで歩くことにしました。
⇒谷川岳山岳資料館
▽239

「慰霊プレート」
一ノ倉沢出合から歩を進めると、道沿いの岩壁には沢山の慰霊プレートが取り付け
られています。
一ノ倉沢の岩壁に青春の情熱を注ぎ込み、帰ることを忘れてしまったクライマーへ
の慰霊プレートです。
そこには
10代、20代...70代...
齢に関わらず全てのクライマーは青春です。
ソロで、あるいはペアで逝かれた方々
残された親からの想いが...
残された妻子からの想いが...
仲間を失った山岳会の想いが...
沢山のプレートに刻まれています。
▽241

初めてこの様なプレートに接すると、なんとも表し難い複雑な気持になり胸の熱く
なるのを覚えます。
ある見方をすれば好きな山で眠れば本望であろうと...しかしそれはどうでしょうか。
当人は元より周囲関係者にとって、絶対に受け入れることは出来ないもので、
現実としてあってはならないことです。
このコースの入り口にある指導標「けして山で遭難してはならない」山を愛する
全ての者はこの言葉を心に深く留めて山に入るべきです。
...改めて安易な好奇心の自分に言い聞かせる機会でもあります。
【余談ですが】青春とは...サミュエル・ウルマンの有名な詩があります。
人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ...
⇒青春とは...サミュエル・ウルマン
⇒青春とは...サミュエル・ウルマン
▽243 旧国道の石垣(群馬県側)

以前は馬車道として清水峠を経由し新潟県へ通じていたのですが、現在は途中まで
登山道としてあり、その先は崩落して廃道になっているらしく、余程の古道探索家
でもない限り新潟まで歩くのは難しいとのことです。
▽244 幽ノ沢(ゆうのさわ)

▽246 幽ノ沢出合に到着882m 15:37

一ノ倉沢出合から歩いて十数分で幽ノ沢出合に到着です。
◇出合
恥ずかしいことに一ノ倉沢出合に来て初めて「出合」と云う言葉にデアイました。
推測はしましたが、念のためにと辞書(新修広辞典・宇野哲人・集英社)で確認
すると、ここでの意味は川の合流点と記されています。
複数の川が合流する処、支流が本流へ流れ込む処です。
同じ様な意味に飯能では名栗川と成木川の出合に落合(落ち合い)があります。
(そんなことも知らないでと、貴石さんや亀さんに笑われそうです...)
幽ノ沢で15:40になりました。興味本位に任せてフラフラと立ち寄りしたために
時間を大分消費しました。
ここからは真面目に引き返すこととします。当初は帰りのコースとして湯檜曽川
の縁を下る予定でしたが、時間的な都合と雨が降ったために川の状態がどうなの
かを考え、ベースプラザまで元の道を引き返し帰路へ向かうことにしました。
▽263 土合

帰りの途中、好奇心から土合の駅に立ち寄りしました。
▽265 どあい

▽267

▽268 改札からホームまで486の階段があるそうです。

どうなってかなと興味をそそられるところですが、ホームまで行って見てくるには
486X2=972段...みて来るよっと、喉まで出掛かって辛うじて止めました。
哀愁漂う土合の駅、近くの湯檜曽川に架かる鉄橋、そして清水トンネルは
鉄道マニアであれば見落とすことの出来ない一見の価値があると思います。
▽270

▽271

▽036 湯桧曽川に架かる鉄橋と清水トンネル

今回のコースはパンフレットから私が受けた感じと異なり、天候の急変とプレート
の複雑な想いを除けば平坦で極めて安心な道でした。
コースを巡りながら左手には谷川岳三箇所の沢を遠望し、右手には木立の合間から
湯檜曽川とその先の白毛門、笠ヶ岳方面を眺められるウォーキングでした。
この道は紅葉の時季、あるいは氷雪で岩壁を装った時季も見応えがあるように思います。
時季をみて今度は湯檜曽川沿いを含めて歩いてみたいコースです。
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◇次回は加治丘陵・南北周回コースの予定です。
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コメント
こんにちは。
懐かしいです、土合駅は青年・中年の時期に良く利用しました。
どの写真も懐かしさを感じます。
青春とは...サミュエル・ウルマンは若い時に知り、それを現在に至るまで自分自身の気持ちとして持ち続けています。
奥武蔵の山人さんを見ていても、まさにその実践者だと常々感じています。
猛暑日から気持ちの良い季節にと変わってきました。
無理をせずにお元気でのご活躍を期待しています。
URL | りょうちゃん #-
2013/09/09 13:12 | edit
Re: タイトルなし
りょうちゃんさん
こんばんは
富士山から無事にお元気で帰られて
良かったですね。
若いときには谷川岳でしたのでしょうか。
いやいや、りょうちゃんさんは今もお若いですよ。
その行動力は並みではありません。
サミュエル・ウルマンの
青春そのものではないでしょうか。
仰せの様に少しずつ秋風に触れる時季になりました。
秋の山もまた楽しみですね。
URL | 奥武蔵の山人 #-
2013/09/09 22:54 | edit
| h o m e |