好日奥武蔵 (奥武蔵の山人)
実践記 ウォーキング、トレッキング ノ ススメ...稚拙な好奇心...時折下手な工作
2015/08/29 Sat.
尾瀬・大江湿原をさまよう-4帰路(終回) 2015/07/19 
▽003

前回は⇒ 尾瀬・大江湿原をさまよう-3
▽000 東岸のビジターセンター、長蔵小屋の周りを散策。

風が湖岸の緑と湖面を撫ぜながら抜けていく。
非日常の空気の中に佇み
ウトウトとした心地よい時が過ぎていく。
▽004 向こうは南岸から三平峠へと続く。

▽005

▽006

▽009

尾瀬沼の東岸にて暫しユッタリとした時を過ごし、あとは本日の宿泊先、檜枝岐・上ノ原に行く予定である。
このまま大江湿原から沼山峠-御池-檜枝岐上ノ原にと行けばよいのだが、まだ時間的に余裕があり、
それではと近くの浅湖湿原の方を少し歩いてみることにした。
▽011

浅湖湿原は尾瀬沼の北東にあり燧ヶ岳、沼尻、見晴方面から東岸へ歩く人達の通り道である。
▽012 三本カラマツから西へ進むハイカー、左手奥に燧ケ岳が迫る。

浅湖湿原には大江湿原まで戻り、三本カラマツ沿いの道を進めばすぐである。
▽013

▽014

▽020a 三本カラマツを抜けて西へ 14:07
![20150829224755228[1]](http://blog-imgs-82.fc2.com/m/k/a/mkaifuu/20150830113235ae3.jpg)
▽023 三本カラマツを過ぎて大江湿原を振り返る。

▽024 14:20

▽025 木道の左手から浅湖湿原が見えてきた。

▽026 白砂峠・沼尻方面からのハイカーが湿原を渡ってくる。

白砂峠・沼尻(ヌシリ) ⇒ 白砂峠・沼尻(ヌシリ)
▽027

▽028 燧ケ岳への分岐(長英新道)

▽029 浅湖湿原

▽031

▽032 燧ケ岳

浅湖湿原、右手に燧ケ岳を見て、ここから引き返します。
▽033

▽036 沼山峠に戻る道

浅湖湿原から大江湿原に、ここから沼山峠を経由して御池に戻ります。
▽037 戻り道、左手には燧ケ岳がその特徴ある頂を見せる。

▽038

▽044 入山口に着15:38

ここからシャトルバスに乗り御池に、そして宿泊先の檜枝岐・上ノ原へ
◆ 以下、おまけ 檜枝岐歌舞伎周辺
▽045 宿泊先の近く、檜枝岐歌舞伎の舞台の建物

▽048 この先に舞台があります。

Webによると、檜枝岐歌舞伎は地元の者が昔伊勢参りのときに見た歌舞伎を真似て始まり、
約270年も前から親から子へと引き継がれ今に至っていると云われています。
▽050

▽051

▽052 国の重要有形民俗文化財に指定

▽055 ここが観客席

舞台は神社の境内あり、客は社殿に上がる石段に腰を下ろして観ることになります。


▽057

▽058

▽061

残念ながら本日は休演日でした。
だいぶ昔になりますが、ここに泊り、会津駒ケ岳に登ったことがあります。
その時、この歌舞伎を観る機会がありました。
役者者、裏方が全て地元の方々で、永きに亘って連綿と受け継がれた歴史の重みを感じる素晴しいものでした。
客は有料ですが近くに宿泊した客は無料で、石段に腰を下ろして観たのを思い出しました。
◇ さて、尾瀬は何度行ってもよいところである。
眺めていると知らずのうちに心身のリフレッシュがされる。
この手つかずのままの湿原、沼、川、それをぐるりと囲む2000mを越える山々、
それらが実に絶妙に融合して広大な尾瀬を造っている。
Webによると、至仏山は2億年前に隆起し、只見川、沼尻川が数万年前に燧ケ岳の
噴火によってせき止められ尾瀬沼、尾瀬ヶ原が出来たといわれている。
この尾瀬も実にデリケートである。
自然的は無防備で安易な人の進出には大変もろく、湿原や植物は痛み、消滅し易い。
過去の尾瀬人気によってアヤメ平らはだいぶ荒らされ、現在は復元の作業が進められている。
尾瀬は何度行っても、いつも両手を広げて歓迎してくれる・・・
この美しい尾瀬の自然を後世に引き継ぐために、そこに訪れるハイカーは
尾瀬のルールを守って自然と接しなければならない
・・・自分はそう思っている。 おわり
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コメント
山の中にこれだけの景色が眠っていると言うのも
凄いことですし、最初に発見した人は驚いたでしょうね。
宿泊施設なども思っていた以上に充実しているものなのですね。
URL | タマチャリン #-
2015/08/30 12:37 | edit
こんにちは~
8月も終わりになりますが、ここ数日、8月らしくない陽気ですね
残暑もなく、一気に秋になったかのよう・・・。
紅葉も早いのでしょうか^^;
当初、雲が広がっていたようですが・・・青空が見えてくるとやはり
違いますね~
高原の爽快感が一気に増す感じ^^
お天気によって様々な風情がありますが、やはり好天の下で
歩きたいものですよね
ここ数日、お天気が良くないので出かける意欲も低下気味です^^;
URL | くろすけ #Ix6Hncxw
2015/08/30 12:49 | edit
こんばんは
檜枝岐歌舞伎が約270年も前から親から子へと引き継がれ~
こうして伝承しているのも、時代の流れもあり大変なのでしょうね。
階段へ座って鑑賞出来るのなら前の方の頭も気にならないかしら・・・
URL | ミント #-
2015/08/30 22:19 | edit
Re: タイトルなし
タマチャリンさん
こんばんは
自然の変化でよくぞこの尾瀬が出来たものだと思いますが
明治の時代にここまで入って来た人々は大変だったでしょうね。
そして尾瀬が開かれる前に燧ケ岳とか至仏山に登ってこの風景を
見た人はさぞかし驚かれたと思います。
宿泊施設は何箇所かにありますので、
やはり泊って翌日早朝の霧の風景を観るのがよいのですが
私は雨だったり、起きるのが遅かったりで何回も
逃しています(笑)
URL | 奥武蔵の山人 #-
2015/08/30 23:10 | edit
Re: こんにちは~
くろすけさん
こんばんは
猛暑の次は小雨で混じで少し温度が低めの日が
続いていますね。このまま秋の気候になるかどうでしょうか。
そうなんです。
行きは曇りでしたが、帰り際に晴れ間が見えて着ました。
始めから晴れですと相当暑く、この陽はよいタイミングで
天気の変化があってよかったです。
今回の土日も天気がいまいちで心身のストレスが
溜まりそうですね(笑)
これからの秋の天気がよければよいですね。
URL | 奥武蔵の山人 #-
2015/08/30 23:19 | edit
Re: タイトルなし
ミントさん
こんばんは
檜枝岐歌舞伎、
この山の村は秋の中ごろから春までは
雪で閉ざされ、場合によっては夏も雨で道が崩壊
する場合がある地域です。
そんな中での娯楽なのでしょうね
それにしても270年とは良く続くと思います。
凄い伝統ですね。
舞台の前に少し平らなところと、階段上の観覧席が
あります。階以前、観に行ったときには段のほうは
前の方の頭は気になりませんでした(笑)
URL | 奥武蔵の山人 #-
2015/08/30 23:32 | edit
奥只見アプローチでの尾瀬でしたか。今年はニッコウキスゲが良かったようですね、堪能されたようで何よりです。
山人さんの少し後に私も尾瀬沼泊予定でしたが、アクシデントにより御池を素通りして家路となりました。今年は尾瀬が遠いです。
URL | 鉄まんアトム #-
2015/08/31 10:08 | edit
アトムさんRe: タイトルなし
鉄まんアトムさん
こんばんは
そうなんです。
大江湿原は三平峠からでもよいと思ったのですが、どうせ日帰りでは
キツイだけでユックリできないとし、であれば思い切って樹海ラインで
行こうと思ったのです。
キスゲは当り年と言われていますが、
3年前に同じところで観たのと比べて
気分的にふえたかなあと言う感じでした。
会津駒へ登られたのですね。
>アクシデント・・・まだまだ、これから秋の尾瀬がありますカラ~
URL | 奥武蔵の山人 #-
2015/08/31 22:45 | edit
一度は行ってみたい尾瀬、この写真を見ながらその思いが強くなりました。
TVでも尾瀬の番組は時々やっていますが何と言ってもこの大自然に身をおき
湿原の素晴らしさを満喫できることですよね。
それにしてもいっぱい歩いたんでしょうね。
URL | ララ #-
2015/09/01 15:42 | edit
Re: タイトルなし
ララさん
尾瀬、今回の歩きは一番楽なコースでした。
尾瀬に入ってからも東のほんの一部分で
実質歩いたのは全部で3時間半くらいではないでしょうか。
但し、奥武蔵から車で入山口まで約6時間でした。
入山口から大江湿原、尾瀬東岸までの歩きは片道ユックリで
約60分から80分です。
ララさんの所からですと奥武蔵と比べてだいぶ近そうですね。
是非行かれて素晴しいお写真を撮られますように。
URL | 奥武蔵の山人 #-
2015/09/01 21:00 | edit
桧枝岐歌舞伎
おはようございます。
大江湿原編全4巻を楽しみました。
臨場感たっぷりで本当に尾瀬沼周辺をさまよっているようでした。
桧枝岐には何度か行ってますけれど、
うわさに聞く歌舞伎舞台には寄ったことがなくて、
写真で見たのも今回初めての気がします。
普段は神社への石段が、歌舞伎の観客席になるのは
合理的だしほほえましいですね。
URL | ふさじろう #-
2015/09/02 10:08 | edit
Re: 桧枝岐歌舞伎
ふさじろうさん
こんばんは
今回の尾瀬は入り口まで行くのは大変ですが
歩くのは一番楽々なコースでした。
檜枝岐歌舞伎はずいぶんと昔ですが、
会津駒ヶ岳に登った時の前夜にたまたま上演されていて観ました。
そうなんです。この石段が山の斜面に横に広がり
沢山の人がご覧になっていました。
まあ良く270年も続いているものですね。
こちらから行くのはなかなか大変な所ですが
機会があれば舞台だけでも立ち寄りされればよいですね。
URL | 奥武蔵の山人 #-
2015/09/02 19:59 | edit
| h o m e |